「ゴミ屋敷は片付けさえ終われば大丈夫」――そう考えてしまうのは自然なことです。けれど現場の実態は、見えるゴミを撤去しただけでは終わらないのが現実。食べ残しや汚物、体液、カビ、害虫、腐敗由来の臭気成分が建材や空気中に残存し、時間差で臭い戻り・害虫再発・体調不良・近隣トラブル・再施工費用の増加を招きます。
本記事では、なぜ「片付け+消毒・除菌」まで行うべきなのか、健康・衛生・経済の観点から徹底的に解説します。
ゴミ屋敷の現場に潜む4つのリスク
ゴミ屋敷の問題は「見える汚れ」よりも、むしろ目に見えないリスクにあります。代表的な4要素を把握すると、なぜ消毒・除菌が不可欠かが腹落ちします。
1. 細菌・ウイルス(食べ残し・汚物・嘔吐物由来)
大腸菌・サルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・ノロウイルスなどは、片付け後も床・壁・取っ手などの接触面に付着していることがあります。軽症なら下痢・腹痛・発熱で済んでも、高齢者や乳幼児・基礎疾患のある方では脱水や腎機能悪化など重症化のリスクが高まります(参考:内閣官房|ノロウイルス)。
2. カビ・真菌(高湿環境で増殖)
大量のゴミは湿気をため込み、壁・床・下地でアスペルギルス等の真菌が繁殖しやすい環境を作ります。鼻炎・咳・喘息・皮膚炎などの原因になり、免疫の弱い方では肺炎や呼吸困難といった健康被害も危惧されます。
3. 害虫・害獣(再発しやすい)
ゴキブリ・ハエ・ダニ・ノミは卵・幼虫で残存しやすく、片付けだけでは数週間で再発が起こります。さらにネズミはハンタウイルスやレプトスピラ症などの感染リスクを高め、衛生問題を深刻化させます(参考:国立感染症研究所|腎症候性出血熱(HFRS))。
4. 臭気成分(建材・下地へ浸透)
腐敗臭・尿臭・生活臭は合板・畳・巾木・石膏ボード・コンクリート層にまで浸透します。芳香剤や表面拭きだけでは一時的なカバーにすぎず、数日〜数週間のタイムラグで臭い戻りが起こるのは典型的なパターンです。
消毒・除菌を怠った場合に考えられる感染症リスク
以下は代表的な疾患の軽症→重症(最悪のケース)のイメージです。いずれも「可能性がある」「リスクが高まる」という性質の情報であり、個別症状は必ず医療機関へ相談してください。
大腸菌・サルモネラ菌(食中毒系)
軽度:下痢・腹痛・嘔吐・発熱。
重度:脱水・衰弱により入院加療が必要なことも。免疫の弱い方は重症化リスクが上がります。
ノロウイルス(嘔吐物・汚物が感染源)
軽度:吐き気・下痢・発熱(多くは1〜3日で回復)。
重度:高齢者・乳幼児・基礎疾患のある方では重度脱水・入院治療に至るケースも報告(出典:内閣官房|ノロウイルス)。
カビ・真菌(アレルギー〜肺炎)
軽度:くしゃみ・鼻水・咳・皮膚炎。
重度:免疫機能の弱い方では肺炎・呼吸困難など重篤化の可能性。
ネズミ由来:ハンタウイルス感染症
野ネズミ等を介する感染症で、腎症候性出血熱(HFRS)は重症型で致命率3〜15%との報告(出典:国立感染症研究所)。
肺に症状が出るハンタウイルス肺症候群(HPS)は、海外報告で高い致死率が示されるなど、決して軽視できません(参考:日本感染症学会|ハンタウイルス感染症)。
消毒・除菌を怠ると起こる「二次被害」
1. 臭い戻り(時間差で再び強烈な臭気)
臭気成分は建材に層状に浸透します。表面清掃や芳香剤では解決せず、分解洗浄+封止+空間脱臭(オゾンなど)の工程を重ねる完全施工が不可欠です。
2. 害虫・害獣の再発(卵・幼虫・侵入経路)
片付け後に数週間で再発するのは珍しくありません。卵・幼虫の処置や、侵入・繁殖環境の除去を行わないと、異臭・二次感染症の温床になります。
3. 近隣トラブル(臭気・害虫苦情→是正勧告)
集合住宅では管理会社・オーナーから是正勧告→再施工の流れへ。心理的負担も大きく、「片付けたのにまた…」という二重ストレスに。
4. 結果的に費用が増える(再施工・建材交換)
とりあえず安く「片付けだけ」にすると、のちに臭い戻り・害虫再発・建材剥離で再施工が必要になり、総額はむしろ高くなるケースがほとんどです。
費用シミュレーション(イメージ)
ケースA:片付けのみ → のちに再施工
- 初回:ゴミ搬出・簡易清掃のみ(数万円〜十数万円)
- 数日〜数週間後:臭い戻り・害虫再発
- 追い施工:消毒・除菌+分解洗浄+オゾン脱臭+建材剥離・交換(数十万円規模へ)
ケースB:最初から「片付け+消毒・除菌」まで実施
- 一括:ゴミ搬出+消毒・除菌+空間脱臭(十数万円〜数十万円:規模次第)
- → 臭い戻り・害虫再発リスクを抑制(再施工の可能性を下げ、トータル費用を最適化)
金額は現場規模・汚染範囲・建材の浸透度で大きく変動します。現地調査のうえ工程を明示した見積もりが重要です。
実際の失敗事例(要旨)
事例A:畳表面だけ拭き取り → 強烈な臭い戻り
片付け後、畳表面のみアルコール拭きで終了。数日で腐敗臭が再発。調査すると畳下の下地・敷居まで浸透。部分剥離・交換+分解洗浄+オゾン脱臭でようやく収束。追加費用が膨らみました。
事例B:市販の消臭スプレーで対応 → 近隣から苦情
「安く済む」と自己対応した結果、臭いは全く消えずに近隣苦情→是正へ。当社で分解洗浄+建材処置+空間脱臭を実施して復旧。
事例C:孤独死を伴うゴミ屋敷 → 表面清掃のみで再依頼
表面清掃だけの他社施工後に再依頼。畳・下地・巾木の入替+徹底消毒、封止・段階的オゾン運転で臭い戻りゼロまで復旧。
AL(エーエル)が選ばれる理由
完全施工主義(片付けで終わらせない)
消毒・除菌+汚染物撤去+分解洗浄+封止+空間脱臭(オゾン等)+必要な建材処置まで、工程を重ねる設計で再発を防ぎます。
経験と実績(年間600件以上)
- 特殊清掃:100件以上
- 遺品整理・家財整理・ゴミ屋敷片付け:200件以上
- ハウスクリーニング:100件以上
- エアコンクリーニング:100件以上
- 定期清掃(法人):100件以上
季節・建材・間取り・設備の違いによる再発パターンの潰し込みに強みがあります。
近隣配慮と秘密厳守
養生・動線・車両配置・作業時間の調整で、目立たず静かに進めます。プライバシーに最大限配慮。
ワンストップ対応
清掃後の供養・買取・修繕・原状回復・不動産・相続まで一社で伴走。関係士業や事業者と連携し、手間と時間の負担を最小化します。
よくある質問(FAQ)
立ち会いは必要?
鍵の受け渡し等を調整すれば不在対応も可能。作業前後の写真記録・報告で安心いただけます。
即日対応できる?
姫路市・周辺エリアはスケジュールにより即日対応可。お急ぎの方はお電話が確実です(079-228-7281)。
どこまでやってくれる?
片付け+消毒・除菌+脱臭+建材処置(必要に応じて剥離・交換)まで。現地確認で範囲と工程を明示します。
費用はどのくらい?
規模・汚染範囲・建材浸透・搬出量で変動。「片付けだけ」より完全施工の方がトータルは安く済むケースが多いです(再施工を回避できるため)。
供養は可能?
提携僧侶による現場供養・遺品供養に対応します(事前予約)。
まずは現地確認から(姫路市内は即日対応も可)
「片付けたのに臭いが戻る」「害虫がまた出てきた」――そんな不安を断ち切るには、現地での浸透調査が出発点です。工程と費用を明確にし、最短・最小の再発リスクで原状回復まで伴走します。
👉 詳細はこちら:姫路市|特殊清掃サイトを見る
📞 今すぐご相談|AL(エーエル)
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対応エリア
姫路市を中心に、加古川市・明石市・高砂市・たつの市・相生市・赤穂市・小野市・加西市・三木市・たつの市 など兵庫県全域に対応。
参考リンク(公的・準公的情報)
- 内閣官房:ノロウイルスについて
- 国立感染症研究所:腎症候性出血熱(HFRS)
- 日本感染症学会:ハンタウイルス感染症

AL代表の関本理です。
遺品整理や特殊清掃について、ご依頼のご紹介やコラムを執筆しています。
◆取得資格
遺品整理士
特定遺品整理士
不用品回収健全化指導員