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特殊清掃・事故物件処理の相場|費用が変わる理由と依頼前に知っておくべきこと

特殊清掃・事故物件処理の相場とは?

特殊清掃や事故物件の処理費用は、現場条件によって大きく変動します。間取りだけでなく、物量(㎥)・搬出条件・建物構造・被害の広がり・経過日数などが総額に影響します。本ページでは、費用が変わる理由を実例とともに整理し、失敗しない依頼の進め方をご案内します。

まずは応急処置(有料)で「今すぐの不安」を抑える

「家族と相談や相見積もりに時間が必要」「でも臭いとハエが今つらい…」という方のために、AL(エーエル)は有料の応急処置を用意しています。あくまで一時対応ですが、検討期間中の不安を抑えられます。

応急処置でできること

  • 体液が付着した家財(布団・衣類等)の梱包(※梱包後は室内保管。処分は含みません)
  • 床材の表面に付着した体液の拭き取り・消毒
  • 畳:一度畳を上げ、養生シートで密封したうえで元に戻す
  • フローリング・クッションフロア(CF):剥がさず上から養生(捲りは応急では行いません)
  • ご遺体発見の部屋を中心に室内の簡易消毒(ご要望により全体消毒も可)
  • 臭気拡散防止の養生
  • ハエ(成虫)の燻煙式殺虫剤による応急的な駆除

応急処置の限界と安全配慮

応急処置は臭気の拡散を抑える対策であり、床材や壁材に浸透した腐敗臭・死臭を完全には除去できません。 本格的な特殊清掃を行わない限り、臭い戻りの可能性は残ります。

また、木造建築ではフローリングやCFの下地板・根太の下は下階の天井にあたることが多く、踏み抜き事故の危険があります。応急処置では下地剥がしは行わず、表面養生にとどめています。

費用目安:5万円〜10万円程度(状況・範囲により変動)

特殊清掃の費用が変動する主な要因

  • 物量(㎥):家財・ゴミの量に比例して人員・時間・車両が増えます。
  • 搬出条件:トラックを建物前に横付けできるか/階段かエレベーターか。
    ※特殊清掃では死臭がエレベーター内にこもるリスクがあるため、エレベーターを使わず階段搬出になるケースが多いです。
  • 建物構造・階層:木造か鉄筋か/高層階か。
    ※体液が多量の場合は鉄筋コンクリートでもコンクリートの微細な隙間から下階へ浸透する可能性があり、影響範囲の確認が必要です。
  • 被害の広がり:床・畳のみか、下地・壁材・配管空間まで達しているか/害虫発生の有無。
  • 経過日数:放置期間が長いほど臭気は強く、浸透も深くなります。

(参考)物量・車両イメージ

物量の目安 想定車両 主な対象例
〜10㎥ 2tショート×1台 ワンルーム・単身世帯の一部屋
10〜20㎥ 2tショート×2〜3台 1DK〜2DK程度
20〜40㎥ 2tショート×4〜6台 2LDK〜3LDK
40㎥以上 2tショート×7台以上 4LDK以上・戸建て

※上記は姫路市内の例です。駐車可否・道路状況・集合住宅の管理規約など、エリア条件により作業方法は変わります(加古川・明石・神戸ほか近隣エリアも対応)。

「特殊清掃のみ」と「特殊清掃+遺品整理」の違い

実務では、遺品整理(搬出)と特殊清掃をセットで行うケースが大半です。理由は、家財そのものが臭気を強く吸着しており、物が残る状態では脱臭の完了が難しいためです。

正しい順番

遺品整理(家財搬出) → 特殊清掃(消毒・除菌・脱臭)の順が基本。
「先に特殊清掃してから遺品整理」は二度手間・費用増の原因になります。

実例:4LDKマンション(5階・階段搬出・100㎥)のケース

兵庫県内で対応した事例。室内全体に腐敗臭が充満ハエが大量発生していたため、徹底した消毒・除菌・害虫駆除・脱臭を実施。
エレベーターは臭気拡散リスクのため使用せず、全搬出を階段で実施。物量は約100㎥、総作業は大規模となりました。

→ このように、物量・階段搬出・臭気・害虫などの条件が重なると、費用と日数は大きく変動します。

リユース・買取が難しくなることが多い理由

通常の片付け・遺品整理では、買取やリユース・リサイクルで処分費を抑えられることがあります。
一方、事故物件・特殊清掃が必要な現場では、臭気や衛生面の理由から再利用が難しく、処分に回るケースが多いのが実情です。結果として、通常より処分費が高くなる傾向があります。

廃棄物処理費の値上がりについて

近年、各自治体で処理単価の上昇が続いており、特殊清掃・遺品整理の費用に影響しています。施設維持や人件費の高騰、分別・受入基準の厳格化により、以前よりも2〜3割程度高くなる地域もあります。

原状回復工事は「清掃完了後」に見積もり

壁紙・床材・建具の交換などの原状回復は、清掃を終えて被害範囲が見えないと確定できません。体液の浸透具合やコンクリートや下地への影響を確認した上で、提携工務店と連携して最適な復旧方法をご提案します。
(ザックリ金額の提示は難しいため、清掃後に正確なお見積もりをお出しします)

「相場」はあってないようなもの

同じワンルームでも、放置期間・体液の浸透・搬出難易度(階段/車両位置)などで、費用は数万円〜数十万円と大きく変わります。相場はあくまで参考とお考えください。正確な費用は現地調査のうえでご案内します。

見積もり無料。最短で現調します

AL(エーエル)は現地調査・お見積もりは無料です。状況を拝見し、必要工程と費用をわかりやすくご説明します。
「とりあえず費用感だけ知りたい」という方も、お気軽にご相談ください。

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金額だけでなく「対応内容の差」にも注目を

特殊清掃や遺品整理の相場を調べると、どうしても「費用の安さ」ばかりに目が行きがちです。
しかし、実際の現場では作業範囲・対応スピード・資格や経験・アフターサポートなど、金額以外の部分で業者ごとに大きな差があります。
ここでは、AL(エーエル)と他社を比較し、対応内容の違いをわかりやすく整理しました。

比較項目 AL(エーエル) B社 C社
受付時間 24時間365日対応 平日9時〜18時(土日休み) 記載なし/対応不明
レスポンス 最短即日で現調・見積もり可能 2〜3日後の対応 遅い/返信なしのケースあり
応急処置 ◎有料で対応(臭気養生・消毒・梱包など) ✕対応なし ✕対応なし
原状回復工事 ◎提携工務店と連携 △一部のみ ✕対応不可
司法書士サポート ◎提携司法書士あり ✕対応なし 記載なし
解体工事 ◎提携業者で対応可能 ✕対応なし 不明
保有資格 遺品整理士/事件現場特殊清掃士/IICRC(国際資格)/1級ビルクリーニング技能士(国家資格) 一部のみ 記載なし
特殊清掃 ◎年間100件以上対応 件数不明 件数不明
遺品整理 ◎年間200件以上対応 件数不明 件数不明
ハウスクリーニング対応 ◎20年以上の実績 △簡易のみ ✕対応不可
エアコンクリーニング ◎年間200件以上対応 記載なし 記載なし
定期清掃 ◎法人・個人ともに対応 △一部のみ ✕対応不可
不動産売却相談 ◎提携不動産会社紹介可 ✕対応なし 記載なし

比較していただくとわかる通り、AL(エーエル)は「24時間365日対応」をはじめ、応急処置・原状回復・解体工事・司法書士サポートまで幅広く対応可能です。
単に清掃するだけではなく、遺品整理や不動産売却までワンストップで支援できる体制を整えています。
「費用が安いだけ」の業者では実現できない、質と安心を兼ね備えたサービスをぜひご検討ください。

まとめ|特殊清掃・事故物件処理は信頼できる業者選びを

特殊清掃や事故物件処理は、現場ごとに条件が異なるため「相場通り」では収まりません。
放置すればするほど臭気や衛生被害が広がり、結果的に費用も高額になります。
AL(エーエル)は清掃業界20年・年間600件以上の実績をもとに、最適な方法で安心できる空間を取り戻します。

まずは無料の現地調査・お見積もりをご利用ください。
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